土木

土木は「土木」、「ニュー土木」、「土木3」、「土木4」四つの作品を含む。景色スケールの巨大な作業台である。読者には、土木をする者についても、させる者についても、すべてが不明である。横山は、岩の重量感、平野や空の広がり、資材の激しい音、労働しか見せない。語りは無く、マンガの作成自体に、それぞれの資材（絵）と目的（構成）が戻される。横山の絵と登場人物、人物の（無）動機と行動は、いわゆる日本のマンガと違い、ネオ・マンガと呼ばれることが多い。

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