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『戦闘』では『土木』(同じく横山裕一の作品)と同様、仮装し、仮面
をかぶり、無表情の人物が、直線とスクリーントーン一色の幾何学的な舞台に出会うことができる。画とテキスト、見識と語りの間の戦いが、前作に比べより鮮明であるということ。そして、横山は、あらゆるものを、武器に変える:剣、皿、刃、栓、大砲、花鉢、ロケット、本等、目的のわからない戦闘のために、すべてが武器となる。代わる代わる、暴動、伏兵、乱闘、コマンド任務、ギャングの戦いやただの喧嘩の形をとっており、戦闘もしかり、このマンガそのものが、類を見ない。
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