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「多角錐型の砲塔から小型の飛行体が射出される。砲塔内では丸顔の男がTVを見ている。双眼鏡の視界に濃霧が広がっている。やがて霧の中に巨大な岩が見える。3人の人物が傾斜地を滑りおりてゆく。斜面は丈の短い草に全面を覆われている。中英の男はセーターらしき服装、右の男は長靴と太いベルトを使用、左の男は裾の長い服を着用している。3人は石の多い水辺に近づく。この水域が海水のか淡水なのか、またこの地方が地球上のいずれの場所なのか、この画面からはわからない。季節は真冬を除くいずれの時期であってもおかしくないが、これも特定できない。
これらの登場人物らがみているものは風景や建物や雨ですがそうした風景や建物だけを描写するよりこのようにそれを見ている人物らを通して描写するほうが面白く描けます。これら人物らはただ眺めるだけで対象物に働きかけたりはしません。しかし将来の計画として人物をいれないで現象のみを描く無人漫画も考えています。」――(横山雄一)
「巨大なページで読みたい。マーシャルのアンプを積み上げたような爆音。サイコー。」――(小西康陽)
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